2017-05-31 第193回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第7号
○浜野喜史君 最終的なこれ表現になっていますが、K断層の連続性については、「D—1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」という、この原子炉建屋直下というのは、二号機の原子炉建屋直下という理解でよろしいでしょうか。
○浜野喜史君 最終的なこれ表現になっていますが、K断層の連続性については、「D—1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」という、この原子炉建屋直下というのは、二号機の原子炉建屋直下という理解でよろしいでしょうか。
○政府参考人(山田知穂君) 議論の最初としては、この敦賀発電所についての破砕帯ということで議論はスタートしてございますけれども、まとめとしてまとまっているところとしては、今申し上げましたとおり、K断層を中心とした議論についてまとめているということでございます。
御指摘の評価書の結論部分につきましては、ピアレビュー会合において、粟田さん、それから岡田さんから、K断層の延長としてD—1破砕帯だけを議論するのは明らかに不適当、どうしてD—1破砕帯とK断層を結び付けて議論しなければならないのかが分からない、K断層とD—1断層は全く違うものではないかといった御意見がございました。これを契機として、事務局が修正案を作成をしたというものでございます。
今御指摘いただいたこのK断層とD—1破砕帯、これが一連の構造であるのかとか、あるいは原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと一連の構造であるのかといったところがなぜ問題になるかと申し上げますと、この有識者会合が調査の対象としていたのが、そもそも、日本原電敦賀発電所の敷地内に破砕帯がたくさんある、その中でも二号炉の原子炉建屋の直下を通過するものもいろいろある、その中でD—1破砕帯というものが比較的長
確かに、先生おっしゃいますように、二十六年十一月十九日の会合の時点では一ページ目の一番上の欄にあるような形の表現で決着していたわけでございますが、その後のピアレビュー会合でK断層とD―1破砕帯だけを一連の構造と考えるのはおかしいのではないかというコメントがございましたということと、ほかにもいろいろな破砕帯があるということがあって、それについては過去の議論がありましたので、そうすると、ピアレビュー会合
そこについては、先ほど御紹介いたしました先生の御提出の資料の三ページの右の側に書いてあることが少しあるんですけれども、ここでも、その原子炉建屋直下という言葉が出てきてございませんけれども、そのD―1破砕帯に付随する分岐断層なども含めた意味であるというのがK断層の連続性に関する議論の中でありました。
二十六年の十一月十九日におきましては、K断層はD—1破砕帯と一連の構造である可能性が否定できないと考えているという表現でありました。これが最終的には、D—1破砕帯等、等という表現が加わりました。さらにもう一つは、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと、この二つの記述が追加をされたわけでございます。
先ほど来委員御指摘のそのレビューアーのコメントの二行目のところですね、浦底断層が屈曲したところから延びている断層、これが原子炉建屋、一号炉の原子炉建屋の方に延びているものだというふうに理解してございますが、これは、K断層は、先ほど申し上げましたとおり、D—1破砕帯の延長部で見付かったものでございますので、それとは異なる断層とつながるのではないかというコメントをこの先生がなされたというふうには私ども考
委員が配付された資料をお借りして恐縮でございますが、四ページでございますが、このコメント、今委員は、先ほど御紹介された、二行目のところを御指摘されましたけれども、私どもが評価での対応というところに書いて、左の指摘というふうに書いたところはその部分ではなくて、敷地内にはD—1破砕帯以外にも多くの断層があるので、K断層の延長としてD—1破砕帯だけを議論するのは明らかに不適当という部分でありますとか、下の
平成二十六年の十二月の十日断面では、K断層の連続性については、D―1破砕帯と一連の構造である可能性が否定できないという結論部分の記述でありましたけれども、それが平成二十七年の三月二十五日、原子力規制委員会に報告をされた評価書においては、K断層の連続性については、D―1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと一連の構造である可能性は否定されないと、こういうふうに結論部分の記述が書き換えられたわけであります
日本原電の主張に基づけば、K断層はD―1破砕帯と一連の構造であるという記述がなされております。事務局が提案されたように、D―1破砕帯等、いずれかのなどという記述はこの中には入っておりません。 有識者のお一人がこのような記述でいいんだというコメントを寄せられた後に、あえて書換えの提案をされた経過を御説明いただきたいと思います。
その内容と全く同じなんですけれども、前回もお答えいたしましたが、ピアレビュー会合では、粟田委員、岡田委員から、本日御提出の配付された資料にも紹介されていますように、K断層とD―1破砕帯とは異なるのではないかとか、K断層とつながるのはD―1破砕帯に限るという根拠はないんじゃないかと、こういう御指摘があったのも事実でありますので、その部分についてやはり何らかの反映をする方が適切なのではないかということを
○政府参考人(櫻田道夫君) まず、後段の相方という言葉ですけれども、ちょっと私もこの分野の専門家ではございませんので、この世界で離れたところで見付かっている断層の関係について相方という言葉を使うのが一般的かどうか、これについては私は分かりませんけれども、ここで表現したかったのは、K断層というものが発見された、認められたところとD―1破砕帯が認められたというところとは大分離れてございますので、それぞれの
むしろ、ピアレビュー会合の中では、K断層は消滅してしまって原子炉建屋の方までつながっていないとの趣旨の発言をされています。それにもかかわらず、事務局はどうして原子炉建屋直下のいずれかと一体であるという言葉を提案したのか分かりません。原子炉建屋直下に活断層があれば、それは発電所の将来を左右するような結論となりかねません。
しかし、この評価書の今御指摘の部分の書換えというのはなぜ行ったかというと、これは、十二月十日のピアレビュー会合において、K断層と関連付けるのはD―1破砕帯だけでいいのか、ほかにもあるのではないか、あるいはK断層とD―1は違うのではないか、こういった御指摘があったということを受けたものでございます。
○政府参考人(櫻田道夫君) 繰り返しでございますけれども、K断層と結び付けるものがD―1破砕帯だけなのかという趣旨の議論がずっとありましたので、そのD―1破砕帯とK断層だけを結び付けて議論しなければいけないのかと、こういうコメントというふうに受け止めたわけでございます。
○政府参考人(櫻田道夫君) 私どもは、ここでいただいた御指摘、お二方の先生から同じような趣旨の御指摘をいただいているわけでございますけれども、それは、K断層の延長として、K断層というのは実は原子炉建屋から少し離れたところにございます。D―1破砕帯が見付かったのは原子炉建屋の下の部分でございます。
もう一度質問しますけれども、岡田先生は、K断層とD―1破砕帯は、全く違うものだということをおっしゃっているんです。確かに、建屋には、明確なこのD―1破砕帯以外にも不明瞭な破砕帯は地質図上現れております。そういうもの等含めて評価をしなさいというふうに主張されたんじゃないんです。K断層とD―1破砕帯は全く違うものというふうにおっしゃっているんですね。
それから、K断層について途中までしか分かっていないかということですけれども、施設とかそういうものが現状ありまして、その下を調べることができないので途中で切れたような状況になっているということも併せて申し上げておきたいと思います。
ところが、現地調査においてK破砕帯もあるということが有識者の目に留まりまして、じゃK断層、K破砕帯は実際に動き得る断層なのかどうかということで議論が進んできたというふうに私は承知しております。 K断層、二枚目にありますように、元々はこの敷地から二、三百メートル離れたところに浦底断層という非常に第一級の断層がございます。
残る問題は、今再評価にまで至った、先ほど委員長がいろんな議論をしてきた中でだんだん活断層認定が後退してきているわけですけれども、残る問題は、この近傍にある断層、ここでは左側の図でオレンジ線でK断層と呼んでおりますが、このK断層の活動時期と、それから発電所下に伸びる、先ほど申し上げたD―1破砕帯がつながっているかということであります。
論点は、目次にありますように、地層区分全般でありますとか⑤層下部テフラの問題、③層、K断層等々、このような論点が有識者会合の中で整理がされつつあるわけです。そして三枚目、それに関して、評価会合の中ではこういう見解になっているんだけれども、事業者側はこう考えますと、そして議論したい事項はこういうことなんですと、こういうペーパーを出しているわけなんです。
要するに、破砕帯がありまして、それが原子炉建屋に続いているかどうか、いわゆるD—1破砕帯、K断層という、そこが俗に言う二つの争点になっておりまして、それが続いているかどうかというところが争点だということは承知しておりますけれども、そのことについて、それを確認できるようなデータが出たかどうかというところまでは、残念ながら、申しわけありませんが、私は確認しておりません。
これを受けまして、原子力規制委員会としては、一応、今回の争点になりました年代の問題、年代が本当に後期更新世以降なのかどうか、それから、D—1破砕帯がいわゆるK断層というものとつながっているかどうか、こういった二点が非常に大きな争点になりましたので、それについては、改めて本委員会できちっと説明を受けた上で、その判断について妥当としたものでございます。